観葉植物の郵送・発送について注意事項も含めお教えします

「本ページはプロモーションが含まれています」

観葉植物を発送することは、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便などで可能である。ここでは、具体的にどのような方法があるのかを詳しく解説していく。お友達の新築祝いや開店祝い、引っ越し、フリマサイトでの出品などで観葉植物を発送したいときに、役に立つ内容の記事となっている。

観葉植物を発送するときの方法・料金をはじめ、梱包方法やメルカリでの出品、海外へ植物を発送するときや植物の種を発送するときの注意点についても説明していくので、よければ参考にしてほしい。

 



観葉植物を郵送・発送する方法は?料金は?

日本郵便では定形外郵便物、第四種郵便またはゆうパック、クロネコヤマトでは宅急便、佐川急便では飛脚宅配便または飛脚ラージサイズ宅配便で可能となっている。

料金もそれぞれの送付方法によって異なってくるため、以下の記事で詳しく説明していく。これから観葉植物を発送しようとしている方には、知っているとお得な情報もあるのでぜひ参考にしていただきたい。

 

観葉植物を発送するときの方法

日本郵便>定形外郵便物

長辺の長さが60cm以下、縦横高さの3辺の合計が90cm以下、重量が4kg以下まで発送可能。

日本郵便>第四種郵便物

第四種郵便物とは特定のもののみを内容物とする郵便物である。他の郵便物より安い値段で送ることができるが、色々な制約もある。植物を送るときは第四種郵便物の中の「植物種子等郵便物」で送ることになる。内容は「植物種子、苗、苗木、茎もしくは根で栽植の用に供するものなど」とされている。

送付可能なサイズと重さは長辺60cm以内、縦横高さ合計90cm以内、重さは1㎏以内である。中が見える封筒もしくは封の一部を開けた状態での発送が必要。

日本郵便>ゆうパック

定形外郵便物、第四種郵便物のサイズにおさまらない場合や急ぎで送りたい場合はゆうパックでの発送となる。荷物の縦横高さの合計が170cm以下、重さ25kgまでが対象。

ヤマト運輸>宅急便

ヤマト運輸の公式サイトでは植物を発送する際の条件が記載されているため確認していただきたい。

植物等は送れますが、下記条件を満たす必要があります。

【発送できる条件】
専門業者さまによる梱包(植物は特殊な梱包が必要)
宅急便でお預かりできるサイズ以内(縦横高さの合計が200cm以内、重さが30kg以内)
ダンボールなどで輸送に適した梱包
※1点ものなど代品のきかないものや高価なものは、送れません。

ヤマト運輸公式サイトより引用

条件を満たせば植物は送れるということなので、輸送に適したダンボールで梱包し縦横高さの合計が200cm以内、重さが30㎏以内におさめることで、観葉植物をヤマト運輸の宅急便で送ることは可能のようだが、詳しくは問い合わせが必要だろう。

佐川急便>飛脚宅配便

3辺合計160cm以内、重量30kg以内のものが飛脚宅配便で発送可能。

佐川急便>飛脚ラージサイズ宅配便

3辺合計が160cmを超えるお荷物(260cm以内)、50kgまでの荷物や複数個口の荷物が飛脚ラージサイズ宅配便で発送可能。

観葉植物を発送するときの料金

観葉植物を適切な方法で段ボール梱包して発送する場合の料金について各社比較してみた。サイズを縦横高さの合計が160㎝以内になるようにし、1kg以内と仮定した場合の各社の料金は以下のようになる。

  • ゆうパック(日本郵便) 2160円
  • 宅急便(ヤマト運輸)2180円
  • 飛脚宅配便(佐川急便)2178円

料金はほぼ横並びであったので、郵便局や営業所が家から近いサービスを選択するなど、都合の良い発送方法で送ってもらえればいいだろう。

第四種郵便物 植物種子等郵便物料金表

重量 料金
50g以内 73
75g以内 110
100g以内 130
150g以内 170
200g以内 210
300g以内 240
400g以内 290

さらに100gごとに(上限1kg以内)+52
2023年3月調べ 日本郵便株式会社公式サイトより

植物を発送するときの梱包方法

植物を発送するときの梱包には注意が必要だ。鉢植えであれば土がこぼれたり、繊細な枝が折れるなどの問題が起きる場合があるからだ。植物を発送するときの梱包方法は少々面倒だが、今は専用の段ボールを通販で購入することも可能だ。自分で作るのが面倒なときは、こうした梱包資材を使用することで、安全に発送することができるようになる。

発送前の準備

鉢植えの場合乾燥しないように水を与える。ただしやりすぎると水分がにじみ出てしまう可能性があるので必要最小限の水分にしておく。広がりのある枝葉の場合は箱に入るサイズに枝をまとめておく。ロープで軽く縛ったり、細長く切った紙などでまとめてテープでとめる。

土がこぼれないように、細長く丸めた新聞紙などで土の表面を覆う。その後ビニール袋やラップなどで鉢全体を包み込むようにして上部を縛っておく。

段ボールへ入れる際の注意

段ボールの中で鉢を固定するための土台部分を、しっかりガムテープなどで固定しておく。もし箱が倒れても大丈夫なように、土台と鉢をテープなどで固定しておくとなお安心だ。箱の外側には天地無用の注意書きを目立つように貼る。鉢が陶器などの場合は、割れ物注意の張り紙も忘れずに貼ろう。植物は生きているので、段ボールには空気穴をあけておくこと。特に夏場は蒸れるので多めにあけておく。

こちらのような専用の梱包資材を使用すると安全に観葉植物を発送できる。

メルカリでも観葉植物を出品できる!発送方法は?

メルカリでも観葉植物を出品できる。落札された場合は自分で梱包して発送するので、どのような発送方法があるのかは事前に調べておく必要があるだろう。ここではメルカリで大きいサイズの観葉植物を発送する方法と、実際に落札されたり出品された植物の梱包状態を紹介していく。

メルカリで大きいサイズの観葉植物を送りたい場合

メルカリの匿名発送は「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」がある。ゆうゆうメルカリ便は最大100サイズ(縦横高さの合計が100㎝以内)までなので、小さい観葉植物ならいいが背の高い観葉植物は送ることができない。らくらくメルカリ便は最大160サイズまでなので、ゆうゆうメルカリ便よりは大きいものも送れる。

メルカリにはさらに大きいサイズの発送に対応した「梱包・発送たのメル便」もあるが、こちらは配送不可商品の中に「苗木・生花等の植物類」とあるため、利用については問い合わせが必要だろう。もちろんサイズが大きくなればなるほど送料も高くなるため、引き取りに来られる人限定の落札条件にして近くの人に落札してもらう方が結果的にお得になるかもしれない。

メルカリでの実際の梱包

実際のメルカリでの梱包を見てみよう。ペットボトルを使用した第四種郵便はよく使われているようだ。中が見えてしっかりしているので適しているのだろう。ペットボトルを複数組み合わせて高さのある植物も郵送できている。

段ボールの場合は中が見えるように穴をあけるなどの工夫が必要だ。

ペットボトルでの梱包

段ボールで第四種郵便の場合 上部に穴をあけて対応



観葉植物を郵送・発送するときの注意点3つ

ここでは観葉植物を発送するときの注意点について3点解説していく。

大型の植物を発送するとき、海外へ植物を発送するとき、植物の種を発送するときについてそれぞれ注意点を事例を用いて解説している。

知らずにやってしまうと損をするだけでなく、犯罪になってしまう重要なことも含まれているため、植物を発送するときにはぜひ確認しておいてほしい。

 

大型の植物を発送するときの注意点

ヤマト運輸の宅急便は縦横高さの合計が200cm以内、佐川急便は3辺合計が260cm以内が発送できる限界サイズである。また、大型の場合到着までに時間がかかる場合もあるので、観葉植物を送る際には枯れたり病気になったりする可能性もあることを考慮しておく必要がある。

海外へ植物を発送するときの注意点

海外へ植物を発送するのには細心の注意が必要だ。輸出先の国の検疫があるため、個人の場合でも違反すると罰則があり、「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」といった重い刑に処せられる場合がある。詳しくは以下の植物防疫所公式サイトを参照していただきたい。

植物等及び物品(小麦粉、調味料、中古農林業機械など)を海外に送る際には、輸出相手国の要求を満たして輸出する必要があります!!

2023年4月1日から、物品も罰則の対象になります!

また、罰則が強化されます!輸出相手国の要求に合わない植物類を持ち出した場合に科される罰則が、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金から3年以下の懲役又は300万円以下の罰金に引き上げられます。

さらに、法人の場合は、5,000万円以下の罰金が科せられます。

植物防疫所公式サイトより引用

植物の種を発送するときの注意点

植物の種を発送するときは日本郵便の第四種郵便物で発送するのが一番安価な発送方法である。送付の際には内容が見える封筒で送る必要がある。表に第四種郵便(植物種子在中)と明記しておく。送る際の容器は総菜などに使うパック容器や穴をあけた牛乳パックなどそれぞれ工夫を凝らして送りやすいようにしているので参考になるだろう。



総括:観葉植物を郵送・発送する方法

この記事では、観葉植物を発送する方法について、大きな観葉植物から種子までまとめている。ポイントをまとめると

観葉植物を発送するときの方法・料金は

  • 日本郵便だと定形外郵便物、第四種郵便物またはゆうパック
  • ヤマト運輸だと宅急便
  • 佐川急便だと飛脚宅配便または飛脚ラージサイズ宅配便
  • 日本郵便だと第四種郵便物が一番安価で送れる
  • ゆうパック、宅急便、飛脚宅配便は同じサイズであれば料金はほぼ同一

他にもこんな情報もまとめている

  • 植物を発送するときの梱包方法は、専用の梱包材を使用すると良い
  • 種子等であれば中の見えるペットボトルなども利用可能
  • メルカリでも観葉植物を出品できる
  • 大型の観葉植物はサイズによっては発送できないことがある
  • 海外に植物を発送すると罰則の対象となる可能性もある
  • 植物の種子を郵送するときは第四種郵便物で

植物は常に我々の身近にあるものだ。自宅で観葉植物を栽培しているという人も多いだろう。最近では多肉植物がブームで、ネットで売買されることも多くなっている。しかしながら、発送するとなると、いろいろなやり方やお得な方法があることが今回調べてみて分かった。

また、海外への植物の発送は軽い気持ちでよく調べずに行うと犯罪になってしまうということも、あまり知られていないのではないだろうか。観葉植物や苗・種子などを発送しようとしている方にこの記事が役立ってくれたら嬉しい限りである。

「本ページはプロモーションが含まれています」