意外 !? 武道館ライブがすごい理由を徹底解説!

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「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という作品をご存知だろうか?岡山のマイナーアイドルを熱狂的に応援している女オタク(女性アイドルを応援する女性のこと)が、推しのアイドルが武道館ライブができるほどの人気になるまで全力で応援する姿をコメディタッチで描いたアイドルオタク漫画だ。

アイドルを推したことがある人ならだれでも共感できる地下アイドルオタクあるあるがふんだんに散りばめられており、漫画からアニメ、実写化映画へと展開し、人気を集めている。

このように漫画のタイトルになるくらい、「武道館でライブをする」ということはアイドルやアーティストの間で特別なこととして、目標に掲げていることが多い。

どうしてこんなにも武道館でライブすることが特別視されるのだろうか。武道館でライブすることがすごいと言われる理由はどこにあるのだろうか。この記事では武道館ライブが特別な理由について、ライブ会場としての武道館について詳しく解説していく。

 



武道館でライブすることがすごいと言われる理由は?

武道館でライブをすることがすごいと言われる理由には、武道館の歴史なども関わってくるのだが、まずは武道館の概要から解説していく。

武道館の収容人数やスケジュール、武道館で公演を行ったアーティストのランキングなどについて、この項目では触れている。

 

武道館ライブのキャパはどれくらい?

武道館の最大収容人数は14,501人。建物内部は八角形になっており、東西南北のスタンド席からアリーナ席を見下ろすような配置となる。(参考:日本武道館公式サイト 日本武道館について

アーティストによって座席の配置は様々で、ステージを設置するためにライブ時の実際の収容人数は1万人程度になることが多い。アリーナ席は2500~3000人程度の収容となる。メインステージ以外にサブステージを設置したり、花道(通路)を設置する場合はその分アリーナの収容人数は少なくなる。

センターステージ+花道で四方向から鑑賞可能なレイアウト

バックステージを閉鎖したレイアウト

バックステージ開放し全方向から鑑賞可能なレイアウトに

ちなみに、同程度の規模のライブ会場は関東地方だと

  • 横浜アリーナ(神奈川県) 17000席
  • 有明アリーナ(東京都) 15000席
  • 国立代々木競技場 第一体育館(東京都) 13000席
  • ぴあアリーナMM(神奈川県) 12000席

などがある。



武道館ライブ座席で良席はどこ?

「武道館はどこでも良席」とはよく言われるが、実際のところどうなのだろうか。武道館はステージを中心に丸く囲む形で座席が配置されており、見切れ席と言われるバックステージは閉鎖されている場合が多く、2階席とステージの位置も近いため、どこでも良席と言われることが多い。

南席も思っていたより近いとのこと

バックステージ開放した際の後方からの見え方

また、アリーナ席は段差がないのでアリーナ後方よりもスタンド席の方が見やすくていいという声が多く聞かれた。

武道館ライブ回数ランキング

武道館でライブを行った中で最多公演アーティストの第1位は矢沢永吉で、通算149回。2位が松田聖子の121回となっている。

矢沢永吉は2022年12月、自身の50周年イヤーに武道館ライブ150回目を迎える予定であったが、公演当日にのどの不調のためライブの中止を発表した。当日は中止を知らずに来たファンを含め、この日のために全国各地から集まったファンが武道館に集結する様子も見られた。

2023年のツアー日程が4月に発表となり、その中で前回中止になったのと同じ日の12月14日にツアーファイナルを武道館で行うことが発表された。

武道館でライブするなら費用はいくらくらい?

武道館の使用料は公表されていないため、武道館でライブをする際の費用は不明である。

他の同じ規模かそれ以上のキャパシティーの会場だと、さいたまスーパーアリーナメインアリーナ(22,500席)で興行を行った場合、土日休日の基本料金が本開催8,250,000円、設営撤去リハーサルで4,125,000円となっている。他にも、楽屋などの料金も別にかかることになる。

武道館ライブのスケジュールを一覧できるのは?

武道館ライブのスケジュールは、日本武道館の公式サイトには載せられていないため、他のライブ情報サイトで確認する必要がある。

全国のライブ会場9,510か所のライブ情報が、会場別に確認できるサイト。

日本全国主要なライブ会場の6か月先までの予定が分かるサイト。

武道館ライブ人数ランキング

武道館ライブの史上最多動員数は2002年3月10日のSIAM SHADE、2008年2月10日の忌野清志郎、2009年5月28~29日・6月4~5日福山雅治の15,000人である。

SIAM SHADEはこの日が解散ライブであった。忌野清志郎は2006年に喉頭がんの治療のために音楽活動を休止していたが、2008年のこの日に完全復活祭として武道館ライブを開催した。その後、同年7月にがんの転移のために再度治療に入ったが、2009年5月に亡くなった。

福山雅治はすでに東京ドーム公演を行うなどアーティストとして成功を収めていたが、武道館でのライブは初めてで、ファンへの感謝を込めてライブの価格を税込み3939円(サンキューサンキュー)として、4日間の感謝祭としてライブを行った。

武道館ライブがガラガラで赤字だったアーティストは?

武道館ライブがガラガラだったとネット上で噂されているアーティストの一人がMIYAVI(ミヤビ)だ。雅-miyavi-インディーズ・ラスト LIVE in 日本武道館での一コマのようだが、アリーナ席は作らず客席はスタンド席のみで行ったようだ。

 

武道館ライブできたらすごいバンドと言われる理由

武道館でライブをすることが一種のステータスになっていることについて、どうして今のような状況になったのかを、武道館の歴史についても触れながら説明していこうと思う。

この項目を読んでいただければ、なぜ武道館でライブができたらすごいバンドであると言われるのか、その理由がお分かりいただけるのではないだろうか。

 

歴史のある会場であること

日本武道館は1964年に東京オリンピックの柔道競技会場として建設された。武道館で初めて音楽ライブを行ったのは1966年のビートルズであるが、開催前には日本武道の聖地と言われた武道館でライブを行うことに対し「日本の武道文化を冒涜する」と反対の声もあった。

しかしながら、当時世界中で熱狂的な人気を博していたビートルズの来日公演は、日本中の人々が注目する一大イベントとなった。ビートルズの来日公演が成功してからは、武道館は音楽の聖地としても知られるようになり、のちのアーティスト達が「いつかは武道館に立ちたい」と憧れる会場となった。

また、武道館でのライブは審査の基準がほかの会場より厳しいという噂もあり、武道館でライブができるということは、アーティストとして一人前であると認められたという証と考える人も多いようだ。

キャパが1万人であること

先にも述べたように、武道館の収容人数は最大15,000人程度であるが、ステージのセットなどで大体は8,000人~1万人規模のライブとなる場合が多い。

ライブハウスから始まり徐々に動員数を上げてきた新人のアーティストにとっては、1万人という壁は大きいものであり、さらにその先のアリーナ、ドームを目指すのならば登竜門としての役割も果たしている。

武道館を満員にできるかどうかでその後のアーティストの命運が分かれるとも言えるのではないだろうか。

歴代様々な有名アーティストが演奏してきた会場

武道館は、1966年のビートルズを皮切りに、歴代様々なアーティストたちが演奏してきた会場としても有名である。海外アーティストで最多公演数を記録するのはエリッククラプトンで、2023年4月に100回目公演を行った。

日本のアーティストの中で武道館といえば、BOØWYの「ライブハウス武道館へようこそ」というMCが伝説として語り継がれている。群馬で生まれたこのバンドはライブハウスで実力をつけて武道館で公演できるまでに成長した。

その後社会現象と言えるほどのブームを起こしたバンドだが、初めての武道館でも今までライブハウスでやってきたように自分たちの音楽をやるだけだという気持ちがこのセリフに現れているのではないだろうか



総括:武道館でライブするとすごいと言われる理由

この記事のポイントをまとめると

武道館の概要について

  • 収容人数は最大で15,000人程度
  • 最多公演アーティストは日本人は矢沢永吉、海外勢はエリッククラプトン
  • 武道館を借りるための費用は公表されていないため不明である
  • 八角形の形状のためにステージが全方向から見やすいつくりになっている
  • そのため「武道館はどこも良席」と言われることも多い

武道館はアーティストにとって特別な公演会場である

  • 武道館初のライブは1966年のビートルズ初来日公演であった
  • BOØWYの「ライブハウス武道館へようこそ」が有名
  • 歴史のある会場でライブができることがアーティストのステータス

今回は武道館のライブがなぜ特別視されているのか、武道館でライブを行うとすごいと言われる理由について解説した。

60年近い歴史のある武道館で、今後もたくさんのアーティストが夢をかなえて羽ばたいていくことになるだろう。

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