42tokyoのオンラインテストに落ちた人、向いていない人は?

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エンジニアを目指している人にとってプログラミングを学ぶためには高額な受講料がかかるため受講するか悩んでいる人も多いだろう。そんな中で入学金・受講料・教材費など全てが無料のプログラミングスクールを知っているだろうか。「全て無料なんて詐欺じゃないの?」「あとから高額請求があるんじゃない」など不安になるだろう。
この全てが無料になるプログラミングスクールとは、「42tokyo」と言い「誰でも挑戦できる学校」として2020年6月に東京に設立した。「無料なら受講したい」と考える人がいると思うが、入学するためには試験を受けなければいけない。この試験は二次試験まであるが、なんと4週間続く試験になっているから驚きである。

今回この記事では、42tokyoについてやテスト、合格率、卒業後の就職先などについてまとめていく。

42tokyo とは

2013年フランスの実業家が設立したエンジニア養成機関「42」になる。現在は世界24か国(2021年時点)で展開されており、東京には2020年に開校した。

社会貢献を目的とした非営利団体だが教育の質は非常に高く、「挑戦したいすべての人に質の高い教育を」「誰でも挑戦できる学校」などの理念になっている。

つまり、これまでの学歴や職歴・年齢・国籍・人種など関係なく誰でもテストに合格すれば24時間いつでも校舎が使え、最高の学習環境でプログラミングを学ぶことができる。また42tokyoの理念に賛同している企業や個人から支援を受けて運営されているため入学金・学費・教材など一切かからず、さらに卒業後の就職先も自分で自由に選ぶことができる。

42tokyo

  • 開校日:2020年6月22日
  • 住 所:東京都港区六本木3丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー24
  • 学 費:無料
  • 参加条件:18歳以上なら誰でも(16歳~18歳はオンラインのみ参加可能)

42tokyo カリキュラムとは?

入学するとコンピューターの基礎から勉強をスタートし、基礎課程(First Circle)という課題に取り組み、基礎課程をクリアすれば、多岐に渡るカリキュラムの中から自分の好きな課題を選んで取り組むSecond Circleに取り組む流れになっている。

基礎課程(First Circle)では、期限が決められており遅れると退学になる重い処分が下される。ただ基礎課程(First Circle)をクリアしてSecond Circleに取り組むようになれば期限もなく自分のペースで好きなだけ学び続けていくことが可能になっている。

学習方法

授業や講義がないため自分で調べるか、他の生徒に聞いて教えてもらうの2つしかない。そのため生徒同士で助け合いながら課題をクリアしていくため、エンジニアとして必要な問題解決能力が身についていく。そして自分に持ってない知識をシェアできるため、仲間たちと一緒に成長をしていくことができる。
また作成したコードを生徒同士でプレビューし、説明することで自分の頭を整理することができたり、間違いがあれば再度調べ直してお互いが納得・理解できるまで説明を繰り返すことで知識が深まったり、他の生徒のコードを見ることで知らなかった知識や思考を得ることができる。生徒同士でコードをレビューし合うのは時間がかかってしまうデメリットがあるが、慣れてくると徐々にコードを読むスピードが向上していき学習スピードも加速してく。
また42tokyoでは、プログラミングスキルだけでなく、数多くの課題に取り組むことによって学び続ける力を身につけられる。日々、技術が進んでいくIT業界にいるエンジニアにとって新しい技術を学び続ける能力は必須である。

東大現役生・卒業生は多い?

入学試験が難しいと言われている42tokyoには、東大生や卒業生が多いのでは?と感じる人もいると思う。SNSを見ると東大や早稲田大・慶応大学・京大の現役生・卒業生が半数を占めているそうだ。

42tokyo テスト

42tokyoに入学(参加)するための入学試験である。オンライン試験とpiscineを受け、合格すれば晴れて42に入学となる。では、どんな試験なの紹介していく。

オンラインテスト(一次選考)

オンラインテストには、「ロジックゲーム」と「メモリー」の2種類がある。レベル1から始まり、問題をクリアするごとにレベルが上がっていく。
ただこのオンラインテストは、説明もなく開始されるため、操作方法や仕組みがわからず「どうすればいいの?」と感じてしまう人も多い。そして正解がわからないまま途中でギブアップする人も多い。
このオンラインテストの狙いとしては、二次選考のpiscineがとても難しく途中で諦めてしまう人が多いため、piscineで耐えられる人を選考しているように思える。たとえ一次選考のオンラインテストに小手先で受かったとしても二次選考のpiscineは、ごまかしが効かないテストだ。オンラインテストでは、時間は十分あるため焦らずに粘って粘って正解を考え抜くことが大切である。

piscine(二次選考)

piscineの詳しい内容は、外部に漏らしてはいけないルールがあるそうだが、ネットで調べてみるとpiscineについてわかってくることがある。
まず初めに伝えておきたいのは、piscineを簡単に受かる情報や方法はないということだ。受かりたいのであれば4週間ただひたすらに課題に取り組み続ける忍耐力や挑戦し続ける気持ちを持続できるかどうかにかかっている。
piscineでは、ヒントのないプログラミングの問題が数百問与えられ、その問題に対して全力でコミットすることを求めているため、かなりの勉強時間が必要になる。つまりプログラミング初心者であっても全力で問題にコミットすれば合格する可能性もあるということだ。その他に合格するためには、コミュニケーション能力や社会性・粘り強く取り組むための忍耐力を試しているようだ。
piscineは、やることが多く、期限に追われ、知らない人たちと過ごさなければいけないためストレスが多い。ただ高学歴だろうとプログラミング知識0であろうと一生懸命に諦めず最後までもがき続けることが入学するための近道であり、一番大切なことである。

合格率はどのくらい?

2022年6月時点の情報では、開校からの応募総数は22,010人に対してWEBテストに通過したのは11,459人。そのうちpiscine受験者数は3,342人。そして一番気になる合格者数は870 人になりpiscineの合格率は、3.95%の狭き門になっている。
合格者の年齢と性別については、男性が8割になる。そして年齢では20~24歳が多く、次に多いのが25~29歳になっている。

在籍学生の居住区で一番多いのは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県などの首都圏だが、オンライン学習が行えるということで大阪府・京都市・兵庫県・北海道・福岡県など全国から在籍学生もいる。「東京まで行かないと参加できない」と考えている人もいると思うが、オンライン学習を取り入れたことによって42tokyoが目指していた「誰でも挑戦できる」が叶う形となっている。

働きながら、社会人でも受験できる?

社会人には、大きな壁になっている4週間毎日通い続ける入学試験(piscine)がある。24時間365日開放されているため仕事終わり・仕事前など時間を確保でき、毎日通学できれば社会人でも受験(学習)は可能だ。ただ時間のある時だけ参加すればいいのではなく、いつまででも作業をしていい。そんな意味が込められての24時間365日と言える。つまりフルタイムで働いている人にとってpiscineに合格するのは時間的にも厳しいという声もある。
SNSの口コミによれば「週40時間×4週間の時間の確保が必要」と発信している人もいれば、公式では「週平均35~56時間」と公式で発表している。働きながら合格した人もいるので、働きながらどれだけ時間を捻出できるのかが合格の鍵になっている。

42tokyoにはどんな人が向いてる?

42tokyoでは、「やってみたいな」「少し興味がある」などの軽い気持ちで試験を受けても二次選考のpiscineを乗り越えることは難しいだろう。42tokyoでは、ブラックホールという用語があり、期限内に一定のプロジェクトを終えられなかった場合は退学になるシステムだ。では、どんな人が向いているのか紹介していく。一つでも当てはまるようなら試験に挑戦してみる価値はあるかもしれない。

1.プログラミングが大好き

24時間コードのことを考えられるオタク系の人でプログラミングが心から大好きと思える人は向いていると言える。

2.人と関わるのが苦痛ではない

42tokyoでは、授業や講義がないため生徒同士で教え合うピアラーニングシステムがある。コミュニケーションが得意ではなくても自分から他の生徒と関りを持とうと話しかけることができれば向いているかもしれない。

3.素直に学べる人

生徒同士で教え合うピアラーニングシステムがあるからこそ謙虚な姿勢で、素直に学べる人が向いていると言える。高圧的な態度で教えたり、上から目線で教える人だと成長は期待できない。プログラミングのレベルが高いのに初心者の人に丁寧に教えてあげられる人、また年下やレベルが低い人からでも素直に学べる人であれば試験でも入学後でも楽しく学べるはずだ。

4.好奇心旺盛な人

難しい・知らない問題などに対して諦めずに粘り強く取り組める人は向いているかもしれない。また新しいことにチャレンジして自分のスキルレベルを上げたいと考えてる人にも挑戦して欲しい。

番外編 42tokyoに向いていない人

  • 忍耐力がない人・すぐに諦めてしまう人
  • 人に教える時間が無駄と感じる人
  • コミュニケーションが苦手・苦痛と感じる人
  • 仕事が忙しくて時間が確保できない人
  • 人に教えてもらうのに抵抗がある人
  • 自ら学ぼうとしない人
  • 何事にも受け身でいる人

自分で調べる・生徒同士で教え合うが前提の42tokyoでは、上記の項目が一つでも当てはまる場合は向いていないかもしれない。ただ絶対ではないため参考程度にしてもらえるとありがたい。

42tokyo卒業後の就職先

42tokyoでは、卒業という概念がないため学生は自分の目的・目標に到達したタイミングで転職や就職をして進んでいる。また42tokyoでは、仕事を紹介していないため自分で就職先・転職先を探さなくてはいけない。ただ設立したため十分な就職先のデータがない。そのため説明会で公表している主な就職先を紹介したい。

主な就職先

Amazon・東京大学・株式会社メルカリ・ヤフー株式会社・ソフトバンク株式会社・NTTグループ・WOWOW・チーム ラボ・クリエイティブシフト・株式会社ボールド・東京ガスiネット・株式会社ラクスパートナーなど

統括:42tokyoのオンラインテストに落ちた人はいる?

この記事のポイントをまとめると、

  • 42tokyoは、2020年に開校した無償で学べるエンジニア養成機関(プログラミングスクール)
  • 授業や講義がないため自分で調べ、生徒同士で教え合うピアラーニングシステム
  • カリキュラムは、基礎の「First Circle」と「Second Circle」に分かれている
  • オンラインテストは、「ロジックゲーム」と「メモリー」の2種類
  • piscineは、脱落する人が多く、合格するのが難しい
  • piscineの合格率は、3.95%
  • 社会人の場合、週35時間以上時間が確保できれば受験できる
  • 42tokyoに向いている人は、向上心があり素直に学び続けられる人
  • 卒業後の就職先は、大手IT企業が多い

この記事では、エンジニア養成機関の42tokyoついてまとめてきた。試験については、18歳以上であれば学歴も職歴・年齢・国籍・人種に関係なく受けることができる。ただpiscineという二次選考で多くの脱落者が出てしまうが、この試験を乗り越えられれば、42tokyoに入学でき、革新的なカリキュラムを最高の学習環境で学ぶことができる。

18歳以上なら誰でも無料でプログラミングを学べるのは魅力的である。ただ試験が難しく入学するのは簡単ではないが、piscineの試験過程で得られる問題解決能力は自分の財産になることは間違いない。

合否に関わらずpiscineを終えた人は「辛かったけど楽しかった」「最高の4週間だった」「良い経験を得られた」など4週間で成長を感じられた人が多い。42tokyoで学びたいと考えている人は、一次試験のオンラインテストを申し込みしてみて欲しい。

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